【必見】SPFとPAの違いを解説!日焼け止めの選び方も紹介

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「SPF・PAってよく見るけど、なんの表示なんだろ?」

「何を基準にして、日焼け止めを選べばいいのかな?」

日焼け止めを選ぶ時に、よく「SPF」「PA」という表示を目にしますよね。

日焼け止めを使用している方の中には、SPFやPAについて理解されずに使用している方もいるのではないでしょうか?

理解せずに使ってしまうと、効果が下がり、日焼けやシミ・しわを作ってしまう原因になります。

そのため「SPF」「PA」を正しく理解できれば、より効果的に紫外線対策ができますよ。

本記事ではSPF・PAの解説とともに、日焼け止めを選ぶ基準や正しい使用方法、日焼け止め以外の日焼け予防など、紫外線対策に役立つ情報を詰めこみました

記事を最後まで読んでいただくことで、紫外線予防の基礎知識を学べるので、ぜひ参考にしてください!

SPF・PAって何?

日焼け止めのパッケージでよく見るSPFやPAとは、簡単に言い換えると「紫外線防止効果を示す指標」のことを言います。

SPFとPAの違いを正しく理解することで、効果的に日焼け止めを使用できるので、ぜひ参考にしてください。

SPF

SPFは、「UV-B」と呼ばれる紫外線を防止する効果を示す指標です。

UV-Bは短時間で肌に炎症を与え、黒くさせてしまうなどの影響があります。

またSPFは10~50+までの数値で表示されています。それぞれの数値は、紫外線を浴びて肌が赤くなるまでの時間をどれだけ延ばせるかを示す数値です。

では例として、SPF50の場合の数値を計算してみましょう。

〈SPF50の場合〉

SPF1=約20分

約20分(SPF1)×50=約1000分(約16時間)

SPF50の場合は、約16時間も肌が赤くなるまでの時間を延ばしてくれることが分かりますね。シーンに適したSPFを選択することで、効果的にUV-Bを防げますよ。

PA

PAは「UV-A」と呼ばれる紫外線を防止する効果を示す指標です

値は「+」で表示されており、「PA+」~「PA++++」があり、+が多い程UV-Aを防止する効果が強いことを示しています。

UV-Aは、一時的に肌を黒くさせ、長い期間をかけて徐々に肌の弾力を奪っていきます。

そのため、将来的にシミやしわを作りたくない方や日焼けして黒くなりたくない方は、PAの値を確認しておくことが重要でしょう。

日焼け止めで紫外線対策する理由

日焼け止めを使用することで、紫外線から「肌を守る」ことができます。

本来、紫外線は体内でビタミンDを生成させ、体の健康維持のために必要な働きをします。

しかし過度に浴びてしまうと、日焼けやシミ・しわの原因になるのです。

そして紫外線は3種類ありますが、それぞれ特徴が違います。

それぞれの紫外線について理解を深めると、日焼け止めの選び方にも役立つので、ぜひ確認してください。

UV-A

まず1つ目が、「UV-A」と呼ばれる紫外線です。

UV-Aは、肌を黒くする主な原因であり、シミやしわの発生に多く関わっているため、しっかり対策する必要があります。

またUV-Aは「生活紫外線」とも呼ばれ、地表まで降りそそぐ紫外線の9割を占めています。

波長が長く、雲や窓ガラスを通過し肌の奥底まで到達するのが特徴です。

そのためしっかり対策をとらないと、家の中でも日焼けをしてしまう可能性があります。

また肌の奥底にある、コラーゲンやエラスチンに少しずつダメージを与えていくので、徐々に肌を老化させます。

将来的にシミやしわを作りたくない方は、しっかりUV-Aを対策しましょう。

UV-B

2つ目に「UV-B」と呼ばれる紫外線について解説していきます。

UV-Bは、UV-Aと同様に地表に到達する紫外線の1つです。

肌が赤く日焼けする主な原因が、この「UV-B」言われています。

UV-Bは、肌の奥底までは届きませんが、エネルギーが強いため、肌の表面にダメージを与えてしまいます。

ダメージが加わることで、肌が赤くなり、ヒリヒリする原因となるのです。

また、肌に炎症を起こすことで、皮膚がんやシミの原因ともなってしまいますよ。

しかし、波長は短いので、雲やオゾン層に阻まれ、UV-Aと比べると地表に降りそそぐ紫外線量は少ないです。

そのため、対策をしっかりすれば、肌をUV-Bから防御することも可能ですよ。

UV-C

3つ目に紹介するのは「UV-C」です。

UV-Cは、UV-AやUV-Bと比べると、聞き馴染みのない紫外線だと思います。

なぜなら、UV-Cは地球のオゾン層に阻まれて地表には届かないためです。

地表には届かないので、対策は必要ありませんが、知識として覚えておきましょう。

日焼け止めの種類

紫外線の危険性や「SPF」「PA」について理解したと思うので、次に日焼け止めの種類を紹介していきます。

それぞれの日焼け止めの特徴を、正しく理解し使用することで、効果的に紫外線対策ができますよ。

クリームタイプ

クリームタイプは、日焼け止め中でも代表的なタイプであり、一般的な種類です。

保湿力が高いので、乾燥肌の方でも使いやすいのも特徴です。

また防水性も高いので、マリンスポーツやレジャー向けの日焼け止めの種類でしょう。

防水性が高く落ちづらいメリットもありますが、洗顔では落ちないので、クレンジングを使って落とす必要があります。

ミルクタイプ

ミルクタイプは、肌になじみやすく、乾燥肌や敏感肌の方にもおすすめの種類です。

肌に優しい製品が多く、化粧の下地にも使える商品も販売されています。

また防水性の高いウォータープルーフ効果があるミルクタイプもあるので、プールや海などのシーンでも活躍する日焼け止めです。

ローションタイプ

ローションタイプは、日焼け止めの中でも一番肌に優しく、敏感肌の方でも使いやすい種類です。

保湿力に優れており、化粧水の感覚で使用できるので、肌が弱い方におすすめの日焼け止めですよ。

ジェルタイプ

ジェルタイプの日焼け止めは、塗った後にサラッとしており、肌への負担が少ないのが特徴です。

液体のものが多いため、日焼け止め特有の「白浮き」を軽減することができます。

また、使用感もサラッとしているので、べたつきが苦手な方におすすめの種類ですよ。

スプレータイプ

スプレータイプは、サッとスプレーするだけでいいので、使い方が簡単です。

広範囲に使用できるため、全身に使いやすく、特に日焼け止めを塗り直しに適しています。

スプレータイプは形状がスマートなため、持ち運びに便利であり、外出先で活躍します。

パウダータイプ

パウダータイプは、低刺激の商品も多く、敏感肌の方も使いやすい種類です。

使用感はサラサラしており、ベタつきが苦手な方におすすめです。

また、メイクの上から塗れる商品もあるので、化粧した状態でも手軽に使うことができます。

しかし、防水性が低く落ちやすいので、こまめな塗り直しが必要です。

シートタイプ

シートタイプは、持ち運びに便利であり、手軽に使えるのがメリットです。

また、紫外線対策だけでなく、同時に汗も拭くことができるので、特に夏場は一石二鳥です。

しかし、SPFやPAの値は低いものが多いので、塗り直し用に使用すると良いでしょう。

スティックタイプ

スティックタイプは、持ち運びに便利なのが特徴です。

塗り直しが簡単で、液漏れの心配もないので、アウトドアなどの場面で重宝されています。

スティックタイプの中には、虫よけ効果のある商品もあるので、夏場は特に活躍します。

日焼け止めはシーンによって使い分けよう!

日焼け止めはシーンによって使い分けると、効果的に紫外線対策ができますよ。

「とりあえず数値が高いものを塗っておけば、いいんじゃないの?」と思う方もいるかもしれません。

しかし、数値だけで日焼け止めを選んでしまうと、肌に余計な負担がかかり、肌トラブルを引き起こす可能性があります。

シーンに適した日焼け止めを選ぶと、効果的に紫外線対策をできるだけでなく、肌の負担も軽減することができます。

以下では、指標ごとに生活シーンに合わせた選び方の指標を解説するので、ぜひ参考にしてください。

SPF10~20

SPF10~20の日焼け止めは、外に出る時間が「1時間程度」の場合に適しています。

SPFは数値が低いほど、肌への負担は減るため、SPF10~20であれば、肌の負担は少ないです。

簡単な外出に適しているので、通勤や通学、買い物や散歩などの日常生活で少しだけ外に出る場合に、使用することをおすすめします。

SPF30~40 

SPF30~40の日焼け止めは、「2~3時間程度」外出する場合に適しています。

2~3時間効果が持続するので、紫外線を浴びる機会が多い時におすすめです。

なので、外に遊びにいくときや仕事で外に出るときに使うとよいでしょう。

また家にいる場合でも、紫外線は窓を通過してくるので、在宅ワークをされている方にもおすすめです。

SPF50~

SPF50の日焼け止めは、「常に紫外線を浴びるシーン」に適しています。

そのため、屋外スポーツやアウトドアなどのシーンで活躍するでしょう。

紫外線から肌を守る効果が一番高いので、特に紫外線が強い夏場は、SPF50~がおすすめです。

しかし、SPF値は高くなるほど、肌への負担が大きくなるので注意が必要です。

PA+

PA+の日焼け止めは、「1時間程度”の外出」にオススメです。

なので、買い物や散歩、通勤・通学などの簡単な用事で外に出るときに使いましょう。

PA+は肌への負担も少なく、洗顔で簡単に落とせるものも多いので、手軽に使えるのが特徴です。

PA++

PA++の日焼け止めは、「屋外で軽く行動する」シーンに適しています。

紫外線を長時間浴びるシーンには向いていませんが、2~3時間程度の短時間であれば、PA++で対応できますよ。

PA+++~PA++++

PA+++~PA++++の日焼け止めは、UVカット効果が非常に高く、長時間紫外線を浴びるシーンで活躍します。

特にレジャーや屋外スポーツ、アウトドアなどの紫外線を多く浴びる場合に使うのがおすすめです。

PA++++は、国内最高の防止力を誇っており、高いUVカット効果を期待できます。

そのため「絶対に日焼けしたくない!」と考えている方は、PA++++を使うとよいでしょう。

日焼け止めのSPF・PAに多いQ&A 

日焼け止めの「SPF」「PA」に関して、多く見られる疑問をまとめました。

知っているとより深くSPF・PAについて理解できるので、ぜひご参照ください。

SPF50やPA+++は毎日塗っていいの?

SPF50やPA++++の日焼け止めは、毎日塗ること自体はOKですが、おすすめはできません。おすすめできない理由は、以下の2つです。

・性能が高い日焼け止めは、落としにくいぶん肌に負担がかかりやすい

・SPF50やPA++++の日焼け止めは、毎日クレンジングが必要

特にクレンジングの際にゴシゴシと洗ってしまうと、肌が荒れてしまう原因となるので注意しましょう。

クレンジングをする場合は、丁寧に優しく洗うように心掛け、こすらないようにしましょう。

もし日焼け止めを毎日使いたい場合は、シーンに合わせたSPF値やPA値の日焼け止めを使うのがおすすめです。

SPF50やPA+++など数値が高ければ高いほど良いの?

SPFやPAは値が大きいほど、高い効果を発揮しますが、だからといってSPF50やPA++++の日焼け止めが一番良いというわけではありません。

前述でもお伝えしましたが、「シーンに合った日焼け止め」を選択することが重要です。

必要以上に性能が高い日焼け止めは、返って肌トラブルを起こしてしまう可能性があります。

本記事では、SPF・PAのそれぞれのシーンに適した選び方を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

日焼け止めを塗ってから時間はどのくらいもつの?

塗ってからの効果時間はどの日焼け止めも、「2~3時間程度」と言われています。

そのため、日焼け止めを塗るときは、2~3時間ごとに塗り直しを行うと効果的に使うことができるでしょう。

特にアウトドアやスポーツの場面では、汗によって日焼け止めが流されやすいです。その場合は、もっと時間を区切って日焼け止めを塗り直しても良いでしょう。

また、日焼け止めが、汗や水によって落ちるのが気になる方は、「ウォータープルーフタイプ」の日焼け止めがおすすめです。

まとめ

紫外線は季節に関係なく、地表に降り注いでいます。日差しが強くない冬でも、紫外線であるUV-Aは、夏の半分程度と言われています。

そのため将来の肌を守る意味でも、季節に関係なく日焼け止めは塗りましょう。

そして日焼け止めを選ぶ場合は、「SPF」「PA」の値を確認し、シーンに合ったものを選ぶことが重要です。

ぜひ記事を参考にしていただき、効果的に紫外線対策を行い、将来のお肌を守っていきましょう。

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